はじめに
こんにちは、CROSS Party 実行委員の はやし(ま) です。
現在、CROSS Party online 2022 を来年2月に開催すべく計画中なのですが、世の中には、CROSS Party online 以外にも、すばらしいコミュニティイベントがたくさんあり、そういったイベントを参考にさせていただきつつ、CROSS Party online 2022も作っていければと考えております(ちなみに現在絶賛実行委員募集中です!!)
今回は、私も先日参加しました、私が最も先進的と思っているコミュニティイベントのひとつ「Code for Japan Summit 2022」について書いてみたいと思います。
Code for Japan Summit
先日、Code for Japan Summit 2022 が開催されました。(と、過去形で書いていいのかどうかよくわからないのですが、、とりあえず。(詳細後述))
Code for Japan Summit 2022
https://summit2022.code4japan.org/
Code for Japan Summitとは「2014年から毎年秋頃に開催している国内最大級のシビックテックカンファレンス」とのことです。
私が Code for Japan Summit に初めて参加したのは、確か2017年だったかと思います。
その時、みんなで HackMDに同時に書き込んで、リアルタイムでセッション内容が文字になっていく(完全な文字おこしというよりは、tsudaりというか、リアルタイム議事録というか・・)のに衝撃を受けました。
また、グラレコ(グラレコについては後述)もすごかったです。超大量でした。
どれぐらい大量だったかがわかる、昔の自分のツイートを見つけたので、参考まではっときます。
そんな、いつも新しいことにチャレンジし続けている Code for Japan Summit が今年も開催されるということで、今回も楽しみにしておりました。
ライブか収録か
少し余談になりますが、コロナ禍の中、イベントがオンライン化する中で、「イベントの収録化」が、進んだのではないでしょうか。
Appleのイベントなども、収録になってきているように思います。
収録にすることにより、一般的に、以下のような影響があるのではないかと思います。
- イベント当日の負担が下がる (事前にシフトする)
- タイムラグなく、精度の高い字幕(文字起こし、翻訳)を提供できる
- 動画編集に凝ることができる(↑のAppleイベントなど、だんだん映画のようになってきています)
しかしその一方で、みんなで同じ時間(と場所)を共有して、わー!っと盛り上がる、お祭り的な「イベント」としてのパワーが損なわれる、という側面もあるように、個人的には感じることがあります。かくいう私も、後で見ようと思って、いつまでも見られていないセッション動画、たくさんあります(汗)。
今後、ウィズコロナ、アフターコロナ時代のイベントを考えるときに、オフラインか、オンラインか、ハイブリッドか、といったテーマがありますが、この「ライブか収録か」というのも、非常に大きなテーマではないかと思います。(個人的には、映画「カメラを止めるな!」での、番組か?作品か?という問いと監督の懊悩が思い出されます)
そして、これに対する「Code for Japan Summit 2022」のアプローチは、「イベントは一週間、初日に全セッション動画を公開。初日と最終日にコア主催者(?)による大きめのオンラインイベント(セッションは収録動画の再生)、それ以外に、各地での有志によるウォッチパーティの開催。」というものでした。
(「イベントは一週間」と書きましたが、これはあくまで「サミットウィーク」であり、サミットウィーク後も、ウォッチパーティが開催されたりして、まだ続いている、のかもしれません)
これには、驚きました。いや、驚いたというか、最初、イベントページを見たときには、正直これがどういうイベントなのか、よくわかりませんでした(^^;)
でも、よくわからないながらも、また新たなことにチャレンジしようとされている、ということをひしひしと感じ、わくわくし、思わず(?)私もウォッチパーティ会場募集に応募させていただきました。(詳細後述)
グラレコ
今回も、多くのセッションに、高品質なグラレコ(グラフィックレコーディング)が作成されていました。すばらしいです。
グラレコ(グラフィックレコーディング)の正式な定義はよくわかっていないのですが、大雑把な説明としては、セッションの内容をわかりやすく、文字とイラストで1ページにまとめた画像、という感じのようです。
グラレコは、プログラムのページから、各プログラムを開くと、小さく表示され、クリックするとダウンロードして見ることができます。
Code for Japan Summit 2022 のプログラム
https://summit2022.code4japan.org/program
グラレコだと、30分程度の長さの動画のセッションの概要を、ほんの数分でざっと知ることができてすばらしいです。
全部並べて見れば、あっという間に、しかも楽しく(大事)どんなセッションがあったか、概要を把握することができるのではないかと思います。
字幕
多くのセッションにしっかりしたクオリティ(おそらく、人手をかなりかけられているのではないかと思います)の字幕がついていました。すばらしいです。
しかも、以下のページで、複数のセッションをまたいで、全文検索できちゃう!
さらに、そのリンクから、そのしゃべっている動画の箇所をずばっと開くことができる!!
https://capsearch.udtalk.jp/search/cfjsummit2022
いや〜すばらし過ぎます。
ウォッチパーティ
そして、今回の Code for Japan Summit 2022 の最も大きな特徴ではないかと私が感じているのが、ウォッチパーティです。
これは、Code for Japan Summit 2022 で公開された動画を、みんなで一緒にみよう!というイベントで、全国各地で開催されました。
オフラインイベントである必要があるのかなと最初思っていたのですが、そういうわけではなかったようで、オンラインイベントでもOK のようでした。
非常に興味深かったので、思わず(?)私も応募させていただきました。
【大阪・9/21 19:00〜】Code for Summit 2022 ウォッチパーティ – connpass
https://connpass.com/event/258279/
リアル会場でのオフラインイベントについては、コロナとの兼ね合いでなかなか難しいことが多く、開催できるかどうかは、かなり綱渡りではありましたが、小規模の形で、なんとか開催にこぎつけることができて良かったです。
ちなみに、そのときにインタビューいただいた音声が、ポッドキャストとして公開されました。よかったらお聞きください。
NFT
オープニングイベントで、サミット限定NFTが配布されていました。先進的!
ということで、私も、Web3まだまだよくわからないながらもゲットしてみました。
https://mintrally.xyz/users/0xaBe73b16f14a48CbeB800D9Ef07C68CdF4E299CD?tokenid=19
恐らく、Code for Japan Summit 2022 参加した参加者限定、ということにはなるかと思いますが、あまり細かいルールなどはなさそうで、取得方法を詳しく説明いただいているのがオープニングイベントのアーカイブでも公開されているので、 Code for Japan Summit 2022 の動画を一つでも見たら、ゲットしちゃって良いのではないかと思います。
ちなみに、お金はかからず、無料でゲットすることができました。
「Web3とかNFTとか興味あるけどよくわからないし、NFTもゲットしたことない。ゲットしてみたいけど、ビットコインとか、なんか怖そう」という方、これであれば安心してゲットできると思いますので、初めてのNFT体験に、オススメと思います。(「初めてのNFTゲットする会」というような感じのオフラインイベントネタとして、動画見る+ハンズオンな感じでやってみるのも楽しいかも。。)
さいごに
というわけで、Code for Japan Summit 2022 について、ざざっと書いてみました。他にも、行動規範など、いろいろ興味深いところいろいろあるのですが、一旦こんなところで終わりたいと思います。
IT、その中でもオープンソース界隈のコミュニティの持つ良さが、少しずつ地域コミュニティにも広がっていくことに期待しています。今後とも Code for Japan および、Code for Japan Summit に注目していきたいと思います。(もちろん私も可能な範囲で参加していければと思っております)